市況NEWS:7月は値動きが大きくなりやすい!?
6月の日経平均株価は、7万円台に達するなど活気があった一方で、7月相場は、これまでの上昇に対する「利益を確定させるための売り」が出やすくなるほか、日米の重要な金融イベント(お金に関する重大な発表)が重なることから、一時的に値動きが激しくなる(神経質な局面を迎える)可能性があります。
特に、7月は「日米金融政策の発表(7月末)」と、7月中旬から順次本格化する「日米企業の決算発表シーズン(8月上旬にかけてピーク)」が重なる、年間でも極めて重要なタイミング。
そこで今回は、今後予想される「2つのシナリオ」を分かりやすく解説します。
今後の株式市場予想される「2つのシナリオ」
【シナリオA】さらに株価が上がるケース(ポジティブ予測)
日米の経済データが市場の期待通りに順調で、株価が再び最高値を目指す展開です。
企業の好決算が後押し
7月下旬から本格化する国内企業の決算発表で、円安を追い風に良い業績や自社株買い(企業が自らの株を買い戻し、株価を上がりやすくすること)が相次ぎ、株価の下支えとなる。
日銀の発表が安心材料に
7月末の日銀の会合で、今後の計画が事前の予想通りの範囲内に収まり、追加の利上げも見送られることで、市場に安心感が広がり買いが優勢になる。
米国の利下げ期待(金利の低下)
米国の物価上昇(インフレ)が収まり、秋に利下げ(金利の引き下げ)が行われる可能性が高まることで、日米ともに株価が上がりやすくなる。
なお、7月FOMCに向けた利下げ確率は0.0%。雇用統計が急激に悪化、インフレ率の低下、金融ショックなどが起きない限り、期待しにくい展開である。
※出所:CME Group FedWatch Tool(2026年7月8日時点データを参考)
様々な株へのお金の循環
これまで一部のAI・半導体関連の株に集中していたお金が、まだ上がっていなかった自動車や金融などの割安な株(バリュー株)にも綺麗に回り、市場全体が底上げされる。
【シナリオB】一時的に株価が下がるケース(ネガティブ予測)
日銀の予想以上の利上げ
日銀が事前の予想を超えて急な利上げを発表。これにより急激な円高が進み、輸出企業を中心に業績への懸念から株価が一時的に下落する。
米国の利上げ警戒(金利の上昇)
7月FOMCに向けた予測では、7割の確率で現状維持が本命。
9月の政策金利は据え置きが3割に減少、引き上げは約7割まで上昇。市場は「2026年後半にかけて米国金利はもう一段高くなる」という強い警戒感で一致。
※出所:CME Group FedWatch Tool(2026年7月8日時点データを参考)
為替介入による急な円高
1ドル=162円台の円安に対し、政府・日銀が大規模な「為替介入(円を買い戻すこと)」を実施。一時的に円高になることで、株式市場が驚いて一時的なショック状態になる。
中東情勢などの緊張
原油価格が再び上がり、物価高(インフレ)や世界的な景気減速への不安がにわかに強まる。
今月の動きはどうなる? 今後の見通し
株価がどちらに動くかは、7月30〜31日の日米の金融政策発表で方向性が見えてくる見込みです。
それまではプロの投資家も大きな取引を控えやすく、一進一退の不安定な値動きが続く可能性が高いと考えられます。
💡IFAからのアドバイス:目先の動きに惑わされないために
株価が7万円の大台を超えたことで、「これから暴落するのではないか」「今のうちに売るべきか」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、このような市場の上下(波)は投資の世界では日常的なものです。
資産形成の基本である「長期・積立・分散投資」においては、目先の値動きに一喜一憂せず、じっくりと構えて投資を継続することが最も大切です。
「自分の保有している資産への影響は?」「少し不安になってきた」というときは、一人で悩まず、ぜひ私たち株式会社Innovation IFA Consultingのアドバイザーにご相談ください。
お客様の資産運用の伴走者として、現在の状況に合わせた丁寧なサポートをさせていただきます。
※掲載記事は2026年7月8日現在の法令や相場情報等を元に当社が考察した予想であり確実なものではございません。
今後の法令変更・市場環境の変化等につきましては、あらかじめご了承ください。

